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テーパーキャンドルの上手な使い方

今回は燭台とテーパーキャンドルの上手な使い方についてまとめています。

意外と知らないことも多いはずなので

普段から使っている方も是非読んでみてください。

<準備・設置>

①燭台に真っ直ぐキャンドルを挿す

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基礎的なことですが、垂直に立てることが重要です。

ここで少し傾きがあると、ダラダラとロウ垂れをおこしてしまいます。

テーパーキャンドルの直径は大体19mm~22mmでメーカーごとに異なります。

2mm程度の隙間でも斜めになってしまうので調整します。

②直径の過不足は調整してピッタリにして使う

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太すぎる場合はカッターで鉛筆削りの要領で削って挿します。

足りない場合は不燃性のもの(アルミホイル)を巻いたり

マイクロワックスという専用の接着ワックスを使用して固定ください。

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テーパーキャンドルは倒れても火が消えないくらい炎の強いキャンドルです。

安全のためにも固定はしっかりと行います。


<火を灯す環境>

①風の動きのない場所で使う

風に煽られてしまうとどんなに高品質なキャンドルでもススを多く出します。

エアコンや窓からの風はもちろん、人が歩くだけでも風は起きます。

なるべく風の動きの静かなポイントで使用しましょう。

②キャンドル同士の間隔は最低10cmはあける

外的な要因だけでなく、キャンドルの炎自体も風を作ります。

複数のキャンドル同士が近くにある場合、隣の炎の上昇気流の影響を受けて

もう一方の炎が乱れてしまいます。

特に高低差があると、この上昇気流の影響は大きく受けます。

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10cm以上を目安に間隔をとって配置すると安定した燃焼になります。


<芯のメンテナンス・上手な使い方>

①炎の乱れが気になる場合は芯を1cm程にカット

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芯が伸びるペースが速いのでこまめに切ってもキリがありません。

炎が揺れてススが気になる時だけ切ります。

1cm程に切り戻せば燃焼は落ち着きます。

②芯の切り過ぎに注意

テーパーキャンドルはロウのプールをあまり作らず

ほぼ平面的にロウを吸い上げるキャンドルなので、

芯の露出が足りないとかえってロウが溜まり、決壊(ロウ垂れ)をおこします。

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炎が小さい→ロウが垂れる→急に芯が長くなり炎が乱れる→芯切り→また炎が小さくなる

という悪循環になるので、芯切りはあくまで気になる時だけに留めましょう。

③一方向からのロウ垂れは放置しない

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一筋に垂れる程度のロウ垂れは気にする必要がありませんが

一方向から垂れ続けてロウの垂れる道ができると、キャンドルの減りも早くなります。

必ず原因がありますので適切な環境と芯の位置(中央へ)を確認してみましょう。

④火を消す時はスナッファーで

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吹き消すと液状のロウが飛散するのでスナッファーを使用します。

被せるタイプのスナッファーを使えば、静かに消せます。

私は指でつまんで消しますが、ヤケドする人もいるのでここでオススメはしません。

⑤キャンドルは最後まで使い切らない

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キャンドルは5cmくらいを余したところで火を消して燭台から外します。

最後まで使おうとすると燭台の穴の中にロウが詰まって掃除が大変です。

また、ガラス製のスタンドの場合はガラスの割れる原因になります。

燭台から外した短いキャンドルはお皿の上に置いて自立させられます。

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お皿の上なら掃除も簡単で、無駄なく使い切ることができます。


<掃除・手入れ>

①燭台に付いたロウは固まってから剥がす

ロウは固まってからの方が簡単にはがせます。

剥がす場合は指か、プラスチックのヘラのような軟らかい道具を使用します。

鋭利なものだと傷が付き、金属の場合はそこから錆びやすくなります。

②ロウ垂れを防ぐ道具を使う

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使う段階でロウを防ぐ傘を点けておけば、掃除はほとんど不要になります。

③くっ付いたロウはあえて取らない

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燭台をきれいに使いたい人と、ロウを付けたままにしたい人、両方がいます。

道具として使っている感じがでてくるので、ディスプレイする時にはあえて付けたりもします。

「辞書の小口をあえて汚しておく」みたいなのに似ています。

キャンドルの色が複数色混ざると、ちょっと自分色になってきた感じがします。

ただし「汚い」のと「使用感がある」のは全く別なのでホコリがつもっていたりすると残念です。

ロウが完全に固まった後に流水でさっと流せば簡単にホコリは取れます。

④拭き掃除、研磨

燭台は器械装置ではないので、細かなメンテナンスは必要ありません。

置き物や食器のように保管できます。

ガラス燭台の場合は使う前に湿った布で磨くとピカピカになります。

銀や真鍮、ピューター燭台の研磨は慎重に検討してからにしましょう。

研磨布で磨けば輝きがでますが、「輝かせる」よりも「煤けさせる」方が長い年月を要します。

特にシルバープレートの燭台の場合はピカピカしていると

クロムメッキのような雰囲気になるのであえて磨かない場合が多いです。

また当店で販売している燭台も研磨はせずにクリーニングのみにしております。


テーパーキャンドルは炎が大きいぶんだけ燃焼時間が短く感じられるかもしれません。

けれど、1回に長時間点けっぱなしにするようなキャンドルではないので

1本のキャンドルを使い切るのに1週間くらいかかると思います。

また「一度に使うべき最小時間」もほとんどないので

1回を10分で消してしまっても問題なく続きから使えます。

案外食事の1時間だけ、朝の30分だけ、という区切った使い方のできるキャンドルですので

気軽に使ってみてください。

前記事(燭台選びのポイント)

燭台選びのポイント

本日は燭台選びのポイントについてまとめました。

最終的にはお部屋の雰囲気や趣味に合うものを選んで頂ければいいのですが、

燭台はその素材や形状によって機能面でも差異がありますので

その所を詳しく説明致します。


【形状による違い】

◆スタンドタイプ(Candle Stick)

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最も一般的なのがこのスタンドタイプ。

道具としての燭台の目的は

①キャンドルを固定する事
②高さをとる事

この2点にありますので、自然とこう言った形状が多く作られます。

お皿のようになったものから30~40cmくらいの高さのものまであります。

一台から使えて専有面積が小さいのでテーブルの寸法や

その時の空きスペースに合わせて置く数を調整できるのが良い所です。

特徴をまとめると…

  • 種類が豊富でリーズナブルなものから手に入る
  • キャンドルが短くなってからも炎は高い位置にある
  • テーブルの空スペースや必要数に合わせて1台ずつ使える

◆持ち手付きタイプ(Finger Holder)

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実は一番人気があるのが、この持ち手付きのタイプです。

受け皿つきなので垂れたロウをしっかり受け止めてくれて機能的。

それなりに面積を占めるので、同時に何台も置くような燭台ではありませんが

スタンドタイプと併用すれば、テーブルでも活躍します。

  • テーブル以外のシーンでも使える機能性
  • しまっている時の装飾性も高い
  • 構造が複雑でオールハンドメイドになるため価格相場は高め(一部廉価品も有り)

◆3本燭台(Candelabra)

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3本燭台はインテリア装飾として購入される方が多いです。

由緒ありそうな佇まいに「スタイル」を感じますよね。

3本キャンドルを立てられるので、2人掛けテーブルならこれ一台で充分足ります。

  • 存在感のあるインテリアに
  • 飲食店のテーブルに
  • 価格相場10,000~30,000円(ガラス製<金属ロート)

 【素材による違い】

◆ガラス製

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原料資源が豊富で加工もしやすいガラス製が最も多く作られています。

種類やデザインも豊富で価格も500円から流通しています。

ガラス燭台の長所はコーディネートでの万能性。

ガラス自体が透明なので、置く場所やシーンを選びません。

アイアン燭台(黒色)には合わせにくいパステルカラーのキャンドルまで

自然に挿すことができます。

  • 種類が豊富で安価なものから入手可能
  • カラーコーディネートがしやすい
  • 表面がツルツルなのでくっ付いたロウを剥がしやすい

◆金属製

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素材は鉄、真鍮、ピューター(錫)、スチール(銀メッキやホーロー加工)などが多いです。

基本的にクラシカルな色と相性が良いです。
→ホワイト、アイボリー、ボルドー、レッド、イエロー等

実際に相性の良い色は合わせてみればすぐにわかると思います。

そして、金属燭台の最大の魅力は使うことで味が出てくることです。

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特にシルバープレートの燭台はピカピカのものよりも

腐食や黒ずんできたくらいでようやく表情ができます。

大切にすれば長く使えるものなので、そういった楽しみもあります。

  • 線がハッキリとしていて存在感がある
  • 大切にすればずっと使えて、使うほど味がでてくる
  • 熱に強い(炎で割れる心配がない)

◆木製燭台

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おうちの家具や調度品も木製品が多いはずなので

トータル的なコーディネートがしやすいのが木製燭台です。

ガラス燭台はデザイン次第でエレガントになってしまったりするので

ナチュラルな雰囲気なら木製燭台がおすすめです。

  • お部屋に合わせやすい素材
  • ナチュラルな雰囲気に合わせやすい
  • 少量生産が多いので流通数は少なめ

他にも色々なものがありますが、これらを参考にして頂けると嬉しいです。

次の記事「テーパーキャンドルの上手な使い方」

ガラスキャンドルホルダーのお手入れ

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炎の本来の色を楽しめるクリアグラスのキャンドルホルダー。

実は、ガラスのキャンドルホルダーは使っているとだんだん曇って行きます。

毎日使っていると徐々に曇って行くので変化に鈍感になってしまうのですが

原因はススだけでなく、普通の空気中のほこりや湿度の変化(微量の結露蒸発)によっても起きます。

なので、火を点けていなくても1ヵ月くらいすると曇っているものです。

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わかりやすく並べてみると、同じものでもこのくらい違います。

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火を点ければ何でも綺麗ではあるのですが、魅力半減になりますね…。

けれども、これは水洗いするだけで元通りになります。

ほとんどが表面の薄い汚れなので、すすぐ程度で綺麗になります。

黒く染み付いた汚れがある場合は食器洗剤やメラミンスポンジを使うと取れます。

※火を消したばかりの熱いグラスは洗わないで下さい。急冷に伴いガラスが割れます。

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軽く水を切って、湿らせたまま磨くようにフキンで拭きます。

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灯りも一層綺麗になりますので、汚れていなくても定期的に洗ってみてください。

※吹き付けの塗装(カラーグラス)や、マーキュリー塗装、ペイントを施したグラスは水洗い厳禁です。
 塗装が取れますので、柔らかい布やティッシュを湿らせてやさしく拭き取ってください。

ついでに、本日入荷のキャンドルホルダーも紹介です。

Splash Candle Holder

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Wood Wickで有名なVirginia Gift Brandsのキャンドルホルダー。

スプラッシュという名前の通り、夏のアイテムのつもりでオーダーしていたのですが

全く入荷せずに、忘れた頃にやってきました。

でも、合わせてみると氷のキャンドルホルダーとも好相性だったので結果オーライです。

SLの2サイズがあって、結構大きいです。

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ティーライトはもちろん、3インチのピラーキャンドルやジャーキャンドルも入れられます。

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数量限定です。

ピラーキャンドルの灯り

こんにちは

柱の形状をしたキャンドルがピラーキャンドルです。
ピラーキャンドルはデザインや色のバリエーションが豊富で灯りがとても綺麗なのです。
ピラーキャンドルのイメージ
けれど、形状や設計によってロウ垂れや溶け残り、芯の摩耗が起きやすいものもあるため
状態を見ながら燃焼させてあげなくてはなりません。

ポイントとしては
①点火は芯の根本の方から(長すぎる芯は1cm程に切ってから点火)
②最低でも一度に1時間以上の点灯(直径が大きければさらに長い時間)
③ロウ垂れを起こした場合は火を消して、決壊箇所が固まるるのを待つ
④炎が大きい場合はハサミで芯を少し切って炎の大きさを小さくする
⑤炎が小さい場合はロウ溜りを捨てるか、火を消して芯の周りを掘る
という点があります。

燃焼中のイメージ

ピラーキャンドルはこのように自然と火屋(ほや)を作って燃焼するものが多いです。
柔らかい灯りになります。
ハリケーンに入れたピラーキャンドル
ハリケーンホルダーやシリンダーグラスの中など、風の立たないところだと
溶け残りの円周は均等に減って行きます。

ピラーキャンドルのイメージ
綺麗に外側が残ってくれたのでティーライトキャンドルを入れて
ランタンホルダーにしてみました。
↓ティーライトで点灯
ティーライトをいれたピラーキャンドル

上手く行かない場合は、自分で炎の大きさを調整したり
ロウ溜りを捨てることで火屋は維持できます。
大きいサイズのシンボリックなピラーキャンドルを
ずっと長いデザインのまま灯したいという場合には良いかもしれません。

溶け残りの再利用(ソイアロマキャンドル)

こんにちは

一つのキャンドルを最後まで燃焼させ切るときは
一冊の本を読み終えるときに似た感覚を抱いてしまいます。
残り少なくなると「ああ、もう終わってしまう」という感傷が出てきて、
終わってしまうと、ゆっくりと目を瞑りたい気持ちになります。
そのせいかキャンドルに溶け残りがあると、とても勿体なく感じてしまいます。

というか、実際に勿体ないです!

燃焼系のキャンドルでは、溶け残りを綺麗に集めてリサイクルキャンドルを
作る方も多いかと思いますが、アロマキャンドルの場合は再加熱した段階で
香りが飛んでしまうので、そうもいきません。

前置きが長くなってしまいましたが、
本日紹介するのはソイアロマキャンドルのリサイクル方法です。
ソイワックスは以前も紹介しましたが、大豆の原料のキャンドルです。
アロマキャンドルは香りを拡げるために炎が小さく設計されるので、
直径の広いものでは、かなりの溶け残りが生まれてしまいます。
ソイキャンドルの溶け残りのイメージ
これくらい。

これをどうするか、といいますと…
掻き出したソイワックスのイメージ
掻き出して
アロマポットのイメージ
そのままアロマポットに投入!
ティーライトキャンドルを点ければ、これだけで香りを楽しめます
アロマオイルの場合と同じでアロマキャンドルの香りは加熱すると蒸発します。
(※ワックス自体は残り、少量だと空焚き状態になるので捨ててしまいましょう)

ちなみにソイワックスは軟らかいのでティッシュや布巾で綺麗にふき取ることができます。
瓶も再利用できるくらい綺麗になりました。
拭き取った瓶

今まで溶け残りを捨てていたという方は是非お試しください。

===============補足事項=================
・元のキャンドルほど香りません
・ソイワックス以外のキャンドルではワックスの性質が異なるため、同じ方法はお勧めしません